排卵検査薬
2年間も自己タイミングをしてみていたので、使った排卵検査薬も数知れず。
いくつか使った検査薬をご紹介しようと思います。
①
これは結構使いやすかったです。Wondafoよりも若干幅広くて、蒸発線も出ないので、排卵日を特定しやすかったです。
ネットで購入しました。私が買った頃とはパッケージが変わっていますが、多分同じものです。
②Wondfo(アマゾンで購入)
Amazonで確認したら、①より安かったので試してみました。
ただ、こちらは蒸発線が出てしまって、イマイチ排卵日の特定がしづらかったです。
③ClearBlue Advanced Digital Ovulation Test
デジタルの排卵検査薬。Targetで購入。
友人は、②は分かりづらくて失敗していたけれど、これを使ったら一発で妊娠したと言っていたので使ってみました。
他の排卵検査薬と違って、LHサージだけでなエストロン-3-グルクロニド(E3G;エストラジオールの尿代謝物質の1つ)の尿中の量の両方測るように出来ており、それゆえに排卵日の推定がより正確に分かるようになっているそうです。
基本的にはニコちゃんマークの点滅が2日続いてから点灯して、点灯してからの2日間が最も妊娠しやすいと書かれているのですが、
実は、私の場合、これが一番分かりづらかった・・・
点滅する日が10日も続いたり、点滅なして突然点灯したり、点灯したものの10日で生理が来てしまったりと、いい所がありませんでした。
①か②を使う時は大抵いつも、頚管粘液が現れ始めてから使い出して、その2日後に陽性が来てたのですが、③はさっぱり分かりませんでした。
たまたま、生理周期が崩れた時に使ってしまったせいかもしれませんが、お値段も結構するので、私には①が一番合ってたかなぁ、と思います。
とは言っても、一度も妊娠したことないので説得力なしですね^^;
ちなみに、排卵検査薬が陽性になって16日後にいつもぴったり生理が来ていました。
排卵まではちょっと日数がずれても、これがずれたことは③を使った一回しかないので、17日目になったら使おうと思って一緒に買った妊娠検査薬を使ったことも今まで一回もないという^^;
安さで言ったら②>①>>③ですが、私の使った使いやすさでは①>②>>③でした。
検査薬にも、人それぞれ合う合わないがあるようなので、色々と試してみて一番自分に合うものを探すのがいいと思います。
IUIに対する夫の気持ち
不妊治療に対して、とても協力的な夫。
私が英語がまだまだ苦手なこともあって、病院に行く時には、ほとんど専属通訳としてついて来てくれます。ちなみに、頼めば大体の病院では、電話の通訳もつけてくれるはずです。
夫の会社も、妻が病気で、とか、子供のお迎えが、とか言うと、みんな快く送り出してくれるいい所で、仕事に忙殺されていた日本にいた頃なら、こうはならなかっただろうと思うと、言葉や金銭面で不安はあるものの、二人三脚で治療が出来るアメリカで、治療をスタート出来てよかったと思っています。
さて、先日、専門医との面談の結果、予想していたIVFではなくIUIをやってみるという話になったと書きましたが、その夜、会社から帰ってきた夫が、少し自分の気持ちについて語ってくれました。
まずは成功率の低さへの懸念。
一説によると、IUIの成功率は5~10%ほどしかないとか。
まぁ、タイミング法の延長と考えれば、自然に授かるならもうとっくに授かっているのではないか、という気持ちも分かります。
それに、IUIに3回分払ったら、充分IVF一回分くらいになるんじゃないか、と、それなら最初からIVFから始めたほうが効率的なのではないか、とのこと。
う~ん。
こればっかりはやってみないと分からないので、結局二人とも答えが出ませんでした。
もう一つは採取された自分のムスコ達に対する、これまた複雑な気持ち。
IUIでは、採取後に洗浄・濃縮されて子宮内に送り込まれるという方法を取りますが、夫いわく、家で採取するにしろ、病院で採取するにしろ、それってエッチなビデオなり雑誌なりを見ての結果であって、そこに私に対する気持ちは入っていないんじゃないかなぁ、と。
これを聞いて、あんまり可愛くて、最初に大爆笑してしまったのですが(ごめん、夫)、夫の言い分にもなるほどなぁ、と思ってしまいました。
結果と過程。
これって、生きていく中でも常にどちらを優先させるか、難しい選択だったりしますよね。
今回の治療に関しても、「愛の結晶」である子供が出来ることに重きを置くのか、
それとも、子供が出来るまでの過程があってこそ、子供が「愛の結晶」として誕生すると考えるのか、難しい判断だと言えます。
今回の不妊治療、決して焦って始めたつもりはなかったのですが、それでも夫婦とはいえ他人ですから、自分とはこんなに意見が違うことを痛感しました。
目的地は一緒でも、道は幾通りもある、夫の気持ちを聞いて、IUIへの気持ちが少し揺らぎました。
IUIのお値段
専門医のクリニックに行った時の話の続きです。
女医さんとの診察では、クロミッド服用でのIUIをやってみようということになり、次に話したのは、ファイナンシャルの専門員の方。
保険の内容を確認してくれて、やっぱり全額自己負担のいうことと、一回のIUIのパッケージ費用についての説明を受けました。
日本の10倍くらいでしょうか。
でも、IVFを覚悟して行ったので、逆に安くすら感じました。
パッケージには
・office visits
・Venipuncture
・Estradiol blood test
・Non-OB Ultrasound exams
・Injection
・Inseminations
・Sperm Preps
が含まれているとのこと。
ここにはクロミッド等の薬代が入っていないので+αが掛かるようです。
ウルトラサウンドは、クロミッドを飲み終わってから隔日で行うと言っていたので、その数回分がすべて含まれているとの事。
パッケージにされているのでこれ以上掛かる心配がない分、結局どれにどのくらい掛かるのかは不明なままです^^;
ちなみに、COH(注射による排卵誘発法によるIUI)だと+$300くらい高くなっていました(内容は大体一緒。injection trainingが含まれているけど)。こちらも、注射代が含まれていないので、実際の金額はさらに高くなると思います。
私も、クロミッドでうまく卵が育たなかったら、こちらも検討するのかな?
実際に支払いが済んだら、薬代も含めて、ここにも記録したいと思います。
検査に掛かったお金
私の加入する保険は、基本的に不妊治療はカバーしていません。
ただ、初期の不妊検査はカバーしているので、今回は初期の不妊検査でどのような検査をしたかを残しておこうと思います。
順を追って治療内容を見ていくと、
・ファミリードクター診察(office visit と blood work)産婦人科医を紹介して貰う
・産婦人科初診(office visit と blood work)
・卵管造影検査
・精液検査
・産婦人科再診(office visit)卵管造影と精液検査の結果を聞き、不妊専門医を紹介して貰う
・不妊専門医初診(office visit と blood work)
・子宮通水検査(Fuild Ultrasound)
ここまでの治療費は全額保険が適用になったのと、私の保険はco-payの制度ではないので、自己負担は$0でした。
保険の話
医療費が高額なことで有名なアメリカ。
不妊治療のお値段も、日本とは桁が一個違うぐらい高額なことで知られています。
保険を持っていても、生涯カバー額が決まっていたりして、かなりの金額を支払うことになるようです。
アメリカで不妊治療を始める場合、これが一番のネックになるのではないでしょうか。
かく言う私達も、夫の会社の加入している保険は、基本的に不妊治療はカバーされず、IUIもIVFも100%自費になります。
これは州によって違うそうなのですが、夫の会社の本社はロスにあるので、カリフォルニア州の法律に沿った保険内容だそうです。
私達の保険がカバーしているのは、initial treatment のみ。これは卵管造影検査や、子宮通水検査等の不妊の原因を特定する治療はカバーされますが、妊娠を目指す治療に対しては一切適応されません。
ちなみに不妊専門医とのinitial consultationは保険が効くようで、1回目のコンサルテーションは持ち出しなしで終了しました。
私達も、アメリカでのIVFは金銭的に、出来ても2回までだと考えています。また、不妊原因によっては、日本での治療も視野に入れて進めていこうと思っています。
子宮通水検査
初めて不妊専門医を訪れてから3日後、子宮の様子を確認するためにもう一度オフィスを訪れました。
この日受けた検査は、FUS(Fluid UltraSound)と呼ばれる生理食塩水を子宮に流し込み中の様子をウルトラサウンドで確認するもの。
一人での訪問だったので、ちょっと緊張しましたが、比較的スムーズに進みました。
混んでいない日だったのも幸いしました。
痛みはほとんどありませんでしたが、あえて言うなら生理痛に似た痛みでした。
写真を2枚ほど撮って、ものの3分ほどで終了しました。
結果は、ポリープも内膜症もなく良好とのこと。
予定通り、次の生理が来たらオフィスに連絡をするよう言われて終了です。
終わってオフィスを出たら、思っていた以上に気を張っていたみたいで疲れていました。
いくらお医者さんとはいえ、恥ずかしいし痛いし、やはり結構なストレスだったみたいです。
この日は夫が早めに帰って来てくれて、特に何かあるわけではないけれど、夫の顔を見てやっとホッとしました。
生理が来て欲しくない気持ちもありつつ、早く来てくれれば早く次のステップに進めるんだよなぁ、と心が堂々巡りしています。
初めての不妊専門医②
OBGYから提示された専門医の中から選んだのは女医の先生。
専門医に行くまで、私は2年間かすりもしなかったのだから、てっきり最初からIVFを勧められると思っていたのですが、先生が提示したのはクロミッドを飲みながらのIUIでした。
まだ若いこと、片側の卵管は通っていること、夫の結果が良好なことが判断材料とされたようです。40歳を過ぎていたらすぐにIVFを勧めるんだけどねぇ、とのこと。
さらに、3回のIUIで結果が出なかった場合は、IVFへのステップアップを勧める、というものでした。
右側の卵管が閉塞している件についても、右側の卵巣からの排卵でも左側の卵管采がキャッチアップするので問題ない、との見解でした。
てっきり右側の卵子は排卵しても無駄になっちゃうのかと思っていましたが、ちゃんと手を伸ばしてキャッチするんだよ、と言われました。
もちろん、キャッチアップ障害がない場合ですが。
もうひとつ、高温期の体温が全然上がらないしキープ出来ていないので、黄体機能不全の可能性はないか、という質問をしてみたのですが、髭も生えてこない、にきびも出来ない、乳首から液体が出たこともない、ということで問題ないでしょう、と言われました。
体温を上げるには、自分でなんとかしないといけないのかもしれませんね。
運動、とかかな?
この日はさらに、感染症(HIVとか)の血液検査と尿検査を二人ともして終了となりました。
また、IUIを始める前に、子宮通水検査をして子宮の状態を見てみましょうということになり、初診の2日後(生理6日目)にすることになりました。
こちらはまた次に書こうと思います。