初診に向けて①

3回目のAIHが陰性に終わり、日本で帰国しようと考えた時にまず、クリニックにメールで問い合わせしました。


聞きたかったのは、AIHで使用したhCG注射の影響の事。


治療を受けようとしたクリニックでは、転院した時にhCGが検出されると、その周期は採卵を見送ると数々のブログで書かれていたので、影響が出なくなるまで帰国を見合わせたいと思ったからです。

メールをした二日後くらいに返信があって、AIHの排卵のための注射であれば、1周期見合わせてもらえれば問題ないだろうと回答をいただきました。


それから速攻で週末に初診を予約、飛行機の手配をしました。



帰国治療することにしました②

日本で治療をするに当たっては懸念事項もありました。

 

①クリニック選び

これが一番難航しました。

以前、一時帰国をした時に、地元の体外受精をしているクリニックに相談に行ったら、月一で行われている説明会に夫婦揃って出席することが条件と言われました。

この説明会は平日開催なため、アメリカから行こうとすると、夫がほぼ1週間仕事を休むことになってしまうので現実的ではありません。

また、年齢や検査結果を見て、アメリカでは人工授精を3回やる予定だと話したところ、日本では最低でも6回、平均で10回はやっているので、まずは凍結精子を用いて人工授精を行う事を勧められました。

一時帰国を3ヶ月程度に考えていた私には、条件が合わなすぎて断念。

結局、確実に初診予約が取れて、説明会への参加が不要、海外からの受け入れにも慣れていて夫が仕事を最小限しか休まずに行ける場所、ということで都内のクリニックにしました。

日曜の朝一の予約が取れれば、私の住んでいるところからなら、金曜の夜にアメリカを出て、土曜の夜に日本着の便に乗って、日曜の夜の便でアメリカに帰ることが出来ます。

時差の関係でアメリカに着くのは日曜の夜。これなら夫が会社を休む必要がありません。

弾丸ツアーではありますが、不可能ではない、ということで予約を取りました。

 

②滞在先

実家に居候することにしました。

地方なのでクリニックへは高速バスは新幹線を使っての通院になります。

 

③家族や友人への対応

実家に滞在することにしたので、親には報告しました。

これが嫌だからアメリカで治療を続けたかった気持ちもあったのですが、友達にも家族にも言えなくてずっと溜め込んできたので、母に帰国治療をカミングアウトした時は、要らぬ心配を掛けさせてしまうことに対する申し訳ない気持ちもありつつ、少しホッとしました。

アメリカの友人にも日本の友人にも話していません。

友達が少ないので出来ることかもしれないですねw

アメリカの友達は、夏休みで子供の世話に忙しいか、一時帰国をしているし、いろんな集まりや習い事も夏休みは休講なのでちょうどよかったです。

 

④夫と離れ離れになる

実はこれが一番寂しい。

「俺、オリンピックも一人でみるのかぁ」とか寂しそうに言われた日には、やっぱり帰るのやめます!と言いたくなりました。


遠方からの通院に関しては、東北から8時間掛けて通っていた方のブログも見つけて、何とかなりそうだという事を確信していましたが、通院が始まって思う事は、クリニック側も遠方からの通院に慣れているようで、考慮して来院時間を決めてくれるので、今のところ特に困った事はありませんし、前泊や後泊しないと通えないということもありません。


 

AMH

日本で体外受精を行うに当たり、今まで通っていたクリニックにメディカルレコードのリリースをしてもらいました。

とても仕事の早いクリニックで、リリースするためのフォームを送ってから、3日後にはすべての結果をPDFで送ってくれました。

さて、このメールで受け取ったメディカルレコードの中には、自分の知らなかった検査結果がいくつか含まれていました。


最初の血液検査の結果なのですが、こちらから結果の質問を全くしなかったのと、特に問題がなかったであろうため、特に検査結果に触れられる事もありませんでした。


その中には、前から少し気になっていたAMHの値もありました。もしかして卵巣年齢が低いんじゃないかとも思っていたのですが、結果は5.31。

年齢相応でこちらも特に問題なしでした。


 

帰国治療することにしました

私は今、日本にいます。

 

アメリカで不妊治療を、とタイトルにしておきながらなんですが、実はIVFは日本で受けることにしました。

理由はいくつかあって、

 

①あと1年程度で本帰国になる可能性が高い

これについてはなんとも言えないのですが、すでにアメリカ滞在が4年となり、アメリカで治療半ばに帰国する事も考えられなくありません。その場合、お金は払ったのに治療を最後まで受けられないこともありえます。

また、駐在中に第一子を授かったとして、もしまだ余剰の凍結胚があった場合、それは破棄するしかなくなります。本帰国してしまえば、一人目の育児が落ち着いたから、二人目もそれを使った移植をしよう、と簡単に言える距離ではありません。

 

②医療費の問題

以前の記事でも書きましたが、私の保険は基本的に不妊治療はカバーしていないので、IVFは治療を始める前にパッケージ料金を払わなければなりません。

高級外車が買えそうな金額を払っても、妊娠できるかできないかは誰にも分かりませんし、ある意味ギャンブルです。

ファイナンシャルカウンセラーとIVFのコストについて話し合いをして、日本への渡航費、滞在費を入れても、帰国治療した方が安く済むだろうという結論に達しました。

 

③言葉の壁

治療中は、本当にストレスでした。

医師も看護師さんもいい人達でしたが、いい人達であればあるほど、自分の英語の出来なさに申し訳なくなってしまって、聞きたいことがどんどん聞けなくなってしまいました。最後の方になってやっと、メールで聞けばいいんだってことに気がついたのですがもう後の祭り。

IVFを日本で受けるにあたって、メディカルレコードをリリースしてもらったのですが、それを見て初めて、こんな検査もしてたんだ、と知ったことも沢山ありました。

 

④クリニック選びが難しい

私が通っているクリニックは週休二日制です。

なので、IUIをしていた頃から、生理が土曜に始まってしまうと、D3の月曜の朝に電話して、D4かD5が一回目の診察になってしまったり、週末にIUIか重なりそうになると、むりやり金曜日にやってしまう、なんてことが多々ありました。

治療を始める前は、とりあえず婦人科医にオススメされたクリニックでいいや、と思って通い始めましたが、やはり治療が進んでいく中で、週末に通えないことに対して少し不満も出てきたのが本音です。

また、田舎に住んでいるため、ほとんどの近くて行けそうなクリニックがどこかの大きなクリニックの分院であるため、labは併設していないのでlab代(血液検査、精子洗浄、多分IVFのlab代も)は外注先から別途請求される、というクリニックばかり。

labが併設されている本院に行けばこのlab代は掛からないのですから、分院に通う私は、毎回数百ドル余計に払っていた事になります。


 高刺激系のクリニックしかない

どうしてもホルモン剤を沢山注射する治療法が怖かったのです。

特に自己注射・涙

排卵用のhCG注射すら打てない私に、毎日の自己注射はちょっと敷居が高すぎました。



とまぁ、色々と書いてみましたが、一番感じるのは、これだけ沢山の治療法がある中から好きな方法を選べた、ということ。

日本でしか出来ない治療法もアメリカでしか出来ない治療法もありますから、とても恵まれているってことを肝に銘じて、頑張りたいと思います。

4週期目まとめ

またまたサクッとまとめてみます。

D4 血液検査とウルトラサウンド。この日からレトロゾールを3錠×5日間服用。

D10 再診

D12 再診。左に17.5mm,18mm,10mm,右に18mmの卵胞を確認。内膜8.6mm。

D13 Ovidrel注射

D14 IUI

 

卵胞18mmではまだ早いのでは、と思ったのですが、D15、16が土日でクリニックがお休みのためD14にIUIを実施したと思われます。

今回はovidrelを打っても、頚管粘液も出てこない(いつもは自然の排卵時と同じように大量に確認できるのに)し、まだ卵子が準備できていなかったのではないかとちょっと不安になりました。

ちなみに私の通うクリニックでは、IUIをした日と次の日にもタイミングを取るように指導されます。

今回もあえなく陰性。

1週期目治療費

だいぶ時間が掛かりましたが、やっと支払いが確定したので、各周期の治療費について見ていきたいと思います。

今回は1週期目のタイミング法で掛かった治療費(自己負担額)です。

実は、全く保険が効かないと思っていたし、実際、当初のEOBでは全額自己負担となっていたのですが、ダメ元で再クレームを出してみたらまさかの承認!

そんなわけで、当初予定していたよりかなり安く済みました。ラッキー♪

 

D5 新しい主治医初診(office visit、ultrasound、blood work) $124.86

D12 office visitultrasound① $0

D14 office visitultrasound② $127.06

薬代 クロミッド100mg×5日分(50mg×10錠) $38.89

   葉酸クロミッドと一緒に処方されたけどこちらは保険適用) $0

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合計 $329.7

クロミッドを服用したタイミング法は1回でこのようになりました。

この料金が確定するまでに実に5ヶ月くらい掛かりました!

実は、最初にクリニックのファイナンシャルカウンセラーに言われた通りに支払った額は$1800!

支払った時に明細を見せてもらったのですが、よく分からなくてとりあえず支払ってしまいました。

その後、家に帰ってからじっくりもらった明細を読み解いて、保険会社とも話し合って、結局自分達の負担はその6分の1になったわけです。

このやりとりが本当にストレスで、アメリカでの治療を躊躇ってしまうんですよね…

3週期目まとめ

経過をサクッとまとめます。

 D4  血液検査とウルトラサウンド。レトロゾール2錠×5日分を処方される。

   生理が始まったのが金曜日の夜だったため、最短でもD4になってしまいました。

D11 再診。左側に20mmの卵胞が確認される。内膜7.1mm。

   内膜が薄いのではないかと質問するも、7mm以上あれば問題ないと言われる。

   翌日の朝8時にOvidrelを打つよう言われ、D13にIUIが決定。

D12 Ovidrel注射。

D13 IUI

D27 beta-hCG検査→陰性

D30 生理開始

 

Ovidrel、前回クリニックで打ってもらった時に全然痛くなかったので、打つまでは自分でいけると思っていたのですが、自分に針を向けた途端に、動悸が激しくなってきて諦めました。夫に代わりに打ってもらいました。

この調子じゃステップアップした場合の自己注射に不安を覚えます。

今回もあえなく陰性。

ちなみにこのクリニックでは、hCGレベル<5としか教えてくれないので、かすったかかすらなかったかも不明です。