帰国治療することにしました②
日本で治療をするに当たっては懸念事項もありました。
①クリニック選び
これが一番難航しました。
以前、一時帰国をした時に、地元の体外受精をしているクリニックに相談に行ったら、月一で行われている説明会に夫婦揃って出席することが条件と言われました。
この説明会は平日開催なため、アメリカから行こうとすると、夫がほぼ1週間仕事を休むことになってしまうので現実的ではありません。
また、年齢や検査結果を見て、アメリカでは人工授精を3回やる予定だと話したところ、日本では最低でも6回、平均で10回はやっているので、まずは凍結精子を用いて人工授精を行う事を勧められました。
一時帰国を3ヶ月程度に考えていた私には、条件が合わなすぎて断念。
結局、確実に初診予約が取れて、説明会への参加が不要、海外からの受け入れにも慣れていて夫が仕事を最小限しか休まずに行ける場所、ということで都内のクリニックにしました。
日曜の朝一の予約が取れれば、私の住んでいるところからなら、金曜の夜にアメリカを出て、土曜の夜に日本着の便に乗って、日曜の夜の便でアメリカに帰ることが出来ます。
時差の関係でアメリカに着くのは日曜の夜。これなら夫が会社を休む必要がありません。
弾丸ツアーではありますが、不可能ではない、ということで予約を取りました。
②滞在先
実家に居候することにしました。
地方なのでクリニックへは高速バスは新幹線を使っての通院になります。
③家族や友人への対応
実家に滞在することにしたので、親には報告しました。
これが嫌だからアメリカで治療を続けたかった気持ちもあったのですが、友達にも家族にも言えなくてずっと溜め込んできたので、母に帰国治療をカミングアウトした時は、要らぬ心配を掛けさせてしまうことに対する申し訳ない気持ちもありつつ、少しホッとしました。
アメリカの友人にも日本の友人にも話していません。
友達が少ないので出来ることかもしれないですねw
アメリカの友達は、夏休みで子供の世話に忙しいか、一時帰国をしているし、いろんな集まりや習い事も夏休みは休講なのでちょうどよかったです。
④夫と離れ離れになる
実はこれが一番寂しい。
「俺、オリンピックも一人でみるのかぁ」とか寂しそうに言われた日には、やっぱり帰るのやめます!と言いたくなりました。
遠方からの通院に関しては、東北から8時間掛けて通っていた方のブログも見つけて、何とかなりそうだという事を確信していましたが、通院が始まって思う事は、クリニック側も遠方からの通院に慣れているようで、考慮して来院時間を決めてくれるので、今のところ特に困った事はありませんし、前泊や後泊しないと通えないということもありません。